![]() 迷える子羊とエロスの神((前編) |
| 韓国を旅して強く思ったのは「日本に似ている」ということである。 この写真を見てほしい。 ![]() これはソウル一の繁華街、明洞にあったとあるショップの一角である。これだけ見る限り、ここが日本の店なのか韓国の店なのかまったく区別がつかない。 韓国は街の作りも建物の中身も若者たちのファッションも、何もかもが日本そっくりである。街には日本語が飛び交っているし、さながら海を越えてもう一つの日本に出会ったような、不思議な感覚に陥る。 ↓ソウルの街並み
さて、そんな日本に似た街であるソウルでは現在、若者の間で占いなるものが流行っているらしい。 そういえばオレがわざわざソウルへ立ち寄ったのは韓国の若者文化を肌で味わうためであった。 という訳で、ナウでヤングな韓国の若者たちのトレンドを肌で味わうため、梨大にある「エロス」という占いの館へ向かうことにした。 「エロス」とはずいぶんとエロティックな、妖しげな占いを想像するが、漢字で書くと「愛路受(「ス」は自信なし)」とそれなりにオシャレな名前になるので、まぁおそらくはまともな占い屋さんだと思う。多分だけど。 ![]() 「アニョハセヨー。占いお願いしまーす」 「よし、では四柱八字で占ってしんぜよう。時におぬし、『四柱八字』をご存知か?」
「いいえ、知りません。教えてください」「四柱八字とはおぬしの生まれた年、月、日、時間からおぬしの五行を割り当て、そこから運命を占う。五行とはおぬしの運命を形作る元素じゃ。つまり四柱八字とは、生年月日からおぬしの運命を見る占いなのじゃ(詳しくはコチラ)」 という訳で早速、占い師の先生に自分の生年月日を教えて四柱八字による占いを受けることにした。 ちなみに四柱八字とは本来、生まれた年、月、日、時間からその人の運命を占うものだが、オレは自分の生まれた「時間」だけは分からなかったので、そこは空欄にして占ってもらった。 もしこの「時間」の欄も埋めて占いをすれば、また違った結果になるのだろうか? 自分の生まれた時間を知っているか知らないかだけで運命が変わるというのもおかしな気もするのだが。 「では占ってしんぜよう。まず下の段、右側は「土」」 「はい」 「真ん中は「土」」 「ほぉほぉ」 「左側は「土」」 「おい!」 「次に上の段へ行って、右側は「土」」 「さっきから土ばっかじゃねーか! テキトー言ってないかゴルァ」 「真ん中は「金」」 「やっと土以外が出たな」 「最後に左側が「土」」 「また土かよオイ」
「という訳でお前の五行はこのようになる」「みごとに土ばっかですね」 「「金」の周りが「土」に覆われている。「金」とは宝石を、輝きを表す。その輝きが土によって覆われている。つまりお前の運命は、輝きが覆われた、不明瞭なものじゃ」 「それはいま現在のことですか? それとも将来についてもですか?」 「いまも、将来も、ずっとじゃ」 そうですか、オレはいまも、そして将来も、不明瞭な星を背負って生きていかないといけないんですね。「不明瞭な運命」ってなんとなくネガティブな表現だな(ToT)。 「お前の運命は不明瞭じゃ。だから理系のような、明確な答えが存在する学問は向いていない。理系よりも文系の道に進んだ方がよいだろう」 そうか、文系の仕事を選べばいいんだな、てオッサン、 オレはもう理系の大学を卒業して理系の仕事で飯喰ってるんだ。今さら「理系に向いてない」と言われても遅いんだよ! 「そうか、残念ながらお前は、人生の選択を誤った」 選択を誤った、なんて悲しげに言うなよ、よけい悲しるからさ(ToT) 「もういい、分かりました。今から文系の仕事を探します。どんな仕事を選べばよろしいのですか?」 「仕事を変えるつもりか? それはよくない。環境を変えるのはよくないと出ている。仕事を変えるくらいならいまの仕事をずっと続けた方がいい」 つまり占いの結果をまとめると、「お前に今の仕事は向いてない。しかし環境を変えるのはお前にとってよくないから、これも運命と思って諦めて向いてない事をずっと続けなさい」ということになる。ひどい、あんまりだ(号泣)。 そんな何ひとつ希望の持てない占いの結果に絶望していたその時である。 「見ての通りお前には「水」がない。しかし、「土」の下には「水」が流れている」 「はぁ、それが何と」 「「水」とは未来の妻、ガールフレンドを表す。つまりお前の「運命の人」だ」 えー!? オレにも運命の人がいるんですか!? それは誰? どんな人? いつ出会えるの!? 果たして、オレにとっての運命の人とはいったいどんな女性なのか? 続きは次回!
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