![]() 戦慄の北朝鮮入国 |
| ♪アーアーアアーアアアーアー アーアーアアアアアアー (北の国から風に) 拝啓 恵子ちゃん 僕は今、北朝鮮へ向かっている訳で、 向こうでは悪い北朝鮮人たちが僕を拉致しようと待っていると思われ、 言葉も通じない国ですから助けを呼ぶことも難しいと思われ、... てゆうかオレの初恋の人の名前も「恵子ちゃん」だったという死ぬほど恥ずかしい話は明らかに書く必要のなかったトリビアと思われ、てゆうか、こっちは失恋のショックで錯乱してるんだよー、今は!! てゆうか恵子ちゃん、サギです。失恋旅行が哀愁漂うなんて絶対サギです。 同 じ失恋旅行でもどうせ行くならもっと山奥の温泉へ行くものと思われ、てゆうか僕も今回の旅行が失恋旅行になってしまうとはこれっぽちも思っていなかった訳 で、てゆうか温泉でも北朝鮮でも失恋旅行自体経験したくないことであると思われ、てゆうかオレは、いまいったい何をやってるんだよー!!(号泣) 隣に座っている韓国人がオレの会話帳を指差した。表紙にある韓国の国旗がアカンらしい。 北朝鮮では韓国や日本の国旗がついているものを持ち込むのが禁止されているという。 そんなアホなと我々日本人の感覚では思うであろう*)が、何ていってもこれから向かう先は携帯電話の持ち込みすら禁止されている国、北朝鮮。それくらいの話はあってもおかしくない(ちなみに携帯が持ち込み禁止なのは、以前携帯に爆弾を内蔵されて持ちこまれたため)。 あぁ、何でこんな国なんかへ行こうと思ったのだろう。いっそこのまま何もしないで帰りたい。 こうして到着した出国審査所にはオレたち旅行客の不安感と絶望感に満ちあふれていた。これからアウシュビッツ収容所へ向かうユダヤ人も、オレたちと同じような気持ちを抱いていたのではなかろうか。 ↓不安感と絶望感に満ちあふれた韓国の出国審査書 ![]() あれ、なんかメチャクチャ和やかな感じじゃね? 後ろのオジサンなんかくつろいでビール飲み始めちゃってるし。 もしかして彼らは、これから北朝鮮へ向かうということを知らされていないのではないか? 北朝鮮へ行くのではなく「地上の楽園体験ツアー」と偽られてツアー申し込みしたのではないか? まぁ確かに当たらずとも遠からずという気はしないでもないが。 あるいは彼らはハングル文字を読むことができずこれから先の行き先が理解できていないのかもしれない。それにしてはツアー客数百人のうち、どうみても99%以上は韓国人であるのが気になるが。 そんなだらけきっている空気にまったくなじめないまま、ついに出国審査のときがやってきた。 果たしてオレの運命はどうなるのか? そして例の会話帳の運命は? やはり日本人ということでいろいろ尋問されるのだろうか? そうやってモタモタしているうちに他のツアー客から置いてけぼりをくらったらどうしよう。何しろ総勢数百名もいるツアーだ、韓国語が分からない日本人が一人いなくなったったところで誰も気づくはずもない。 もし仮に、周りから置いていかれて北朝鮮で一人になったら? 嫌や! どうせならせめて韓国で置いてけぼりにさせてー(泣)!! 「おい、そこの日本人、お前の番だ」 ついにやってきた出国審査の瞬間。果たしてオレの運命は。 ... あっさり通過。 とりあえず第一関門は突破だ。しかしこの先には北朝鮮での入国審査が待っている。 数十分後、北朝鮮での入国審査。 ... あっさり通過。 ふーよかった、なんとか無事に北朝鮮に入国できた。 それにしても北朝鮮軍人が凝視する中、セキュリティーゲートを通過するのは胃が痛みましたよ、ホント。 *)と入国当時は日本人の感覚でそう思っていたが、後で聞いた話によると、お隣韓国という国では北朝鮮の国旗を持っていると逮捕されることがあるらしい(本文に戻る)。
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