![]() 草原の国、モンゴルへ |
旅立ちの朝、寝ぼけまなこで京成スカイライナーに乗り込む。無理もない、昨夜 予定では今夜にはモンゴルに入国しているはずなのであるがどうもそんな実感がわいてこない。何かヘマをやって出国取り消しなどになるのでは? それならそれで、帰ってドラクエの続きをするかなど、モンゴル旅行に対してかなりどうでもいい気持ちになってきた。 日本ののどかな田園風景を見て、モンゴルの草原はこれより広いのかなどと思いながら、いつしか電車の中で眠りに落ちていた。 モンゴル行きの飛行機は予想以上ににぎわっていた。こんなトコ行く物好きなんて誰もいないだろうと思っていたが、実際はこのような長蛇の列。 これすべて、モンゴル行きの旅行客です。 搭乗手続きまで待たされることなんと30分! 夏休みはじめの時期とはいえ、この賑わいには正直おどろきました。
オレたちが乗る飛行機はMIAT国際航空という、モンゴルの航空会社の飛行機である。飛行機はこのままモンゴルの首都であるウランバートルへまっすぐ向かう。MIATでは日本便であっても日本語がまったく流れない。流れる言葉はモンゴル語か英語だけである。 モンゴル語はもちろん、英語に関しても日本語のアナウンスなしで聞いてみると、意外なほどに分からない。 飛行機の放送が何言ってるのか分からないオレは、いつしか再び深い眠りに落ちてしまった。 どれくらい経っただろうか、目を覚ますと窓の外には茫洋とした景色が広がっていた。 雲の中にでもいるのかなと思い目をこすってみたが、よく見るとそれは雲なんかではなく、モンゴルの砂漠であった。 ![]() 地上には見渡す限りの砂地がどこまでも広がっている。人間によって建てられた建築物など何ひとつ存在しない。 そんな光景はこれから向かう地がモンゴルであるということを認識させるに十分であった。 いつしかオレの頭の中ではドラクエのBGMが鳴り止み、代わりに馬頭琴が奏でるモンゴルの民族音楽が流れていた。 どひゃー、どエラいところに来てしまったぞこれは。オレは眼下に広がる、今まで見たこともないような自然あふれる景色にただただ圧倒されていた。 モンゴルの入国審査所は小ぢんまりとしており、町役場の窓口を連想させるような、どことなくのどかな空間だった。 入国審査を終えて入国ゲートをくぐる。予定ではここでガイドさんと落ち合うことになっていた。ガイドさんガイドさん、と。 「ハジメマシテ」 名前の書かれた紙を持ってる人物を見てオレはおどろいた。 そこにはかわいらしい顔をした、若い女性が立っていたからだ。 こんなキレイなガイドさんが一緒なんて話、オレはひとことも聞いてなかったぞー! 美人ガイドさんに連れられてウランバートル国際空港を出る。運命の予感とも思えるような予想外の出会いとともに、オレのモンゴル旅行は幕を開けたのであった。 |