
出家
圓満院は、滋賀県大津市園城寺町にある天台宗の寺院です。
今から約1千年前の平安時代、村上天皇の皇子悟円法親王によって開創された寺院で、長く天台寺門宗総本山園城寺(三井寺)の中枢に位置しておりましたが、現在は単立寺院です。
僧明尊の住房を天皇御願の堂となし、円満院と号し、悟円法親王をはじめとして歴代皇族の入室する門跡となりました。
その師跡は、悟円法親王の開創した三井寺内平等院(圓満院)に相承され、圓満院門跡は歴代平等院と号し、のちには宇治に平等院ができるに至って、その名を譲り、以後、圓満院とのみ称するようになったものです。
などとダラダラ解説しているが、私がこのようなことなど知っているはずもなく、こんなものは円満院ホームページの紹介文をほとんどそのまま用いているものに決まっている。
いろいろツッコまれても答えられないので興味のある方はネットで検索するなり本を読んでみたりするなどして各自で調べて頂きたい。
それはともかく、これから私が一泊二日をかけて精神修行を行う場所である円満院というのはこういった寺院であります。
お寺の受け付けも済ませてさっそく修行開始...と思ったらその前にお寺の中をいろいろと案内された。
前述の通り、ここ円満院門跡は1000年の歴史を持ち皇室とのつながりも深い由緒あるお寺であるため、多くの文化的作品が保管されていたりする。
例えば円山応挙の十二支の掛け軸、大黒天・エビスの下絵、狩野永徳の白鷺の杉戸絵や掛け軸、二十枚にも及ぶ大津絵や円満院を訪れた画人の下絵など...
などとダラダラ解説しているが、私がこのようなことなどいちいち覚えているはずもなく(以下略)
「丸山応挙って誰?」とか「大津絵って何?」とか聞かれても答えられないので興味のある方は(略)
さて、事前に調べた情報によると、ここのお坊さん体験は参加者の7割が女性(それも若い女性が多い)ということである。
確かにホームページには尼さんが集団で写経している写真が紹介されており、これだけ見ると参加者が女性ばかりというのもまんざら嘘でもなさそうな話である。
しかし、いまは正月の真っ只中である時期である。正月早々こんなことに参加する物好きな奇特な方などいないであろうが...
「すいません、お坊さん体験に参加される方ですか?」
声の主は吉沢明歩によく似た若い女性であった。
話を聞くと「明歩さん」も今回のお坊さん体験に参加するらしい。
なんてラッキー! 年明け早々、こんなところでホントに仏を信じる(吉沢明歩似の)心の清らかな女性に出会えるとは。今年はいい年になりそうだ。
なお、清純な淑女の方々におかれましては「吉沢明歩って誰?」とお思いでしょうが、世の中には知らなくていいことというのが存在します。
吉沢明歩のことなど知らなくても今後のストーリー展開に全く影響しないのでご安心ください。ヘタに知ってしまうと管理人のイメージダウンにつながりかねないため、グーグルで検索するなどの行為はご遠慮頂けたら幸いです。
お寺の説明がひと通り終わった後、大広間で出家の儀式を行った。
「私はこれから仏のために身を尽くします。親や仏様への感謝を忘れません。淫らなことは決して考えません」
こんな意味合いの誓いをたてさせられる。
やべぇ、どれも実践できそうにない(三番目とか特に)などと不安になっていたが、そんな表情はおくびにも出すことなく無事に儀式が終了した。
これで私も仏に仕える身である。